過去の私が酒のために、家族を泣かせ、親戚に迷惑をかけ、友人を欺き、人々を度々苦しめて、社会に害毒を流した事は、酒に罪なく、罪は飲んだ私にある事を認めます。
今度は二度と再び、このような大きな罪を犯さぬために、酒を断つことを誓約致します。
酒は頭だけでは断ち切ることはできません。体で識ってこそ初めて、一生涯、断酒の継続を持ち続ける事が出来るのです。
そのために、次の事項を実践いたします。
記
一、永い間の気ままな生活で、自分の心の鏡がすっかり曇っているが為に、穢れた自分の姿を見極める 事が出来ず、その為に、真の反省と懺悔の生活を成し得る事が出来ませんでした。
今日、只今より心の鏡を磨くことに懸命に努力致します。
一、心の鏡を磨くために先ず、一番身近な同僚の皆さんが歓んで下さる善意を積極的に実行する事から 始めます。
一、同僚の失敗及び行動については決して批判、非難は致しません。
一、怒ったり貪欲を起こしたり、愚痴をこぼす事が、人間同士の不和を創る悪因であることを常に 自分に言い聞かせます。
一、朝、晩一日二回は必ず家族の名前を呼んで挨拶をいたします。
一、道場に入所したからには,ならうと思うよりもなれると思って、明るい気持ちで、日々を努力 致します。
一、自分が救われると言うことは、他の人を救うことの中にあるということを悟るまで、自分で精進 努力を続けて行きます。
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