お酒で悩んでいませんか? あなたには断酒会があります。  
                (公益社団法人全日本断酒連盟)        
       

滋賀県断酒同友会

 
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依存症て何?
断酒会・例会 家族の方へ 行事予定 例会場案内 行政・医療機関 体験談・寄稿等
 

   目 次

【アルコール依存症て何?】


 
1.依存症とは?
 
2.依存症は怖いものですか?
 
3.依存症の症状と治療法は?
 
4.市民公開セミナー『あなたはお酒で悩んでいませんか』
 
5.アルコール治療の問題点「否認」とは?
 
6.なぜお酒をやめることになったのですか?
 
7.本当に酒がやめられるのでしょうか?
 

 

アルコール依存症者の一人飲み
 

  1.依存症とは?

【3つのタイプ】


 
物質に対する依存症
 
  アルコール依存症、タバコ依存症、薬物依存症、など
 
     アルコール依存症者数推計値 109万人(うち女性14万人)
 
・行為に対する依存症
 
    買い物依存症、ギャンブル依存症、メール依存症、ゲーム依存症、など
 
    ギャンブル依存疑い者数 536万人(うち女性98万人)
 
    インターネット依存者数推計値 421万人
 
・人間関係に対する依存症(共依存)
 
   恋愛依存、親子の依存、友人への依存、など
 

      【依存症の診断】(日本アルコール関連問題学会)より
 

『アルコール依存症者の心理』

<青信号は一日1合まで>
<3合以上は赤信号>
    
                                      【依存症発症メカニズム印刷用PDF】




【依存症のしくみ】


 
・脳内報酬系神経が同じ刺激を受け続けた結果、幸福ホルモン・ドーパミンが
 分泌され続け、耐性ができ、より強い刺激を求めるようになった症状です。

 

・適切な治療により、回復できる病気です。
 


                 アルコール依存症と脳の変化印刷用【PDF】






【回復のきっかけ】


 
  ○精神科医 今道裕之(『孤独』『信じるということ』)
 
  ・ アルコール依存症は飲酒と孤独の悪循環の中で進行します、心の病は心理的孤独という点で共通、その回復
   は先ず心の触れ合うたった一人の人との出会いから始まります。(例えば、精神療法家、断酒会)
 
    人は信頼に心を打たれて、心を開き応えようと一生懸命努力するようになる。

 

  ○大阪学院大学教授 臨床心理学 安田一之【断酒会のはたらき】
 
  ・ 他者に話すことと、自分を好きになることは同じこと、繋がっています。話すことが内面を開放し、
   耐える力を強くし、自己治癒力の活性化を促します。一人じゃない、仲間と一緒


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  2.依存症は怖いものですか?

【依存を放置すると】


 
   アルコール、ギャンブル、薬物などへの依存
 
 ・生活がメチャクチャになる
 
 ・自分の身体をこわす
 
 ・借金が増え経済的に破綻する
 
 ・犯罪につながる(飲酒運転事故)
 

【病気としての特徴】


 
 ・誰でもなりうる病気(意志、性格と無関係)
 
 ・慢性の病気
 
 ・進行性で、放っておくと死に至る病気
 
 ・姿を変えて続く病気
 
 ・周囲の人を巻き込んでいく病気
 

【アルコール依存症への偏見・誤解】


 
 ・アルコール依存症は、長期多量飲酒をすれば誰にでも生じ得る、
  脳の変化による「病気」である。
 
 ・アルコール依存症者に対して意志が弱い、酒癖が悪い、
  だらしない、暴力的、嘘つき、人格の欠陥等のレッテル、非難
 
 ・個人の問題として人格否定する「社会の意識」が本人の気づきを
  遅らせ、早期治療に結びつかない。
 

「家族を巻き込んでいく病気」


    →早期介入には、家族の支援が不可欠
 
 ・酩酊による暴言・暴力
 
 ・否認による、本人と家族との現実認識の隔たり
 
 ・離脱症状による不安・焦燥感が家族への暴力へつながる
 
   →家族は酩酊していてもしらふの時にも苦しむ
 
    ↓
 
   ほとんどの場合、家族が先に問題に気づくため、早期介入には、
   家族へのアプローチが有効!
 

<家族ぐるみの病気>


  <死のスパイラル(渦巻き)>印刷用【PDF】                   「俺って(私って)、まさか、アルコール依存症なの?!」

      アルコール依存症のチェック『試しに自分で診断してみよう』


           不安のある方は念のため医療機関
                                     三失<仕事、家族、命>の病 
                                                                                        
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  3.依存症の症状と治療法は?

【病気の症状】


・アルコールに対する身体依存と精神依存これが病気(依存症)の正体です。脳の報酬系回路に障害が生じており、
 
 飲酒の量と時間のコントロール障害です。

 
・こうした状態になった場合には、依存しなくても大丈夫な状態に脳を戻す必要がありますが、
 
 元に戻すことは出来ません。断酒の補助薬ならばあります。
 
・飲酒して10年、30歳前後で一人酒、2日酔いで欠勤、酒癖が悪くなるなどのアルコール問題が始まります。
 
 40歳前後で肝障害、膵炎、糖尿病等の内科の病気で入院が始まります。さらに飲酒して50歳前後で
 
 アルコール医療につながり、飲酒が続くと53歳前後で短い一生を終わるのです。
 
・過剰な飲酒が発病の条件で目安としては
 
  [男性で成人後の飲酒]1日平均清酒3合を10年間、(男性でも未成年の場合)1日平均3合を3年間、
 
  〔女性で成人〕1日平均3合5年間で発病の条件が整います。

 
・様々な理由で生活に生きづらさを感じている人達の中には、アルコールの酔いを知り、それに癒され、開放感、
 
 陶酔感を味わい、はまっていきアルコール依存症になった人たちがいます。生きづらさが飲酒を必要としたこと
 
 を自己治療と呼びます。
 
・進行性かつ慢性の(蟻地獄の様な)病気で、完治はしませんが回復はできます。程々の飲酒という選択肢は
 
 酒に対するコントロール障害ですのでありません。完全断酒して生きるか、飲み続けて身体を壊し死ぬかの
 
 二者択一の病気です。
 
・完治しないとは、治癒して程々に飲酒できるようにはならないという意味です。適量の飲酒や節酒が
 
 できないだけで、完全断酒はできるのです。
 
・ただし断酒から何年たった後でも、一滴でも酒を飲んでしまえば、量と時間の制御が故障していますので、
 また際限なく酒を求める日々に戻ります。
 
・結局、依存症を治療するには物質や行動を絶つしかありません。自分だけは皆と違う依存症で適量飲酒が可能と
 
 思いたい人もいますが不可能です。

 
・アルコール依存症の現実は、実際に断酒が継続できるのは治療を受けても2割程度で、多くは断酒できないままに
 
 死んでいくのです。医療の治療効力の限界と、断酒会における集団的治療力の有効性を示しています。
 
  *病院退院後の断酒率
    1年後の断酒率30%(2年後25%、3年後21%)・・・最初の1年が難しい
      断酒会参加者の2年後は不参加者の2倍の断酒率(断酒率は57%)
 



アルコール講座

    <まず家族が、医療機関へ>
<そして、断酒会へ>
     【家族、行政・医療、断酒会】
 
     連携して酒害者を治療
、そして回復へ
     
  <断酒の決意>
       
       <家族会で学ぼう>
       問題解決への新しい対処

【治療法は?】


  断酒の継続です。「やめる」と決めたら、その物質を生涯断たねばなりません。
 
○ 断酒の3本柱:通院+(服薬)+断酒会
 
   相談先:医療機関、市町保健センター、断酒会
 
    〔支援制度:自立支援医療(精神通院)自己負担1割:市町障害福祉課〕
 
    @医療機関(精神科[アルコール治療])の受診
 
      病気について知る、病識を維持する、生活リズムを整える、生活の見通しを立てる、
 
      心身のケアをする
 
    A最初の1年間は断酒補助薬(抗酒剤)の服用
 
      抗酒剤による強制的に飲めない環境の中で断酒生活に慣れる
 
      シアナマイドもしくはノックビンの服用
 
    B断酒会へ出席(最初の1年は週3回、2年目以降は週2回以上)
 
      再飲酒しないために、断酒会を利用して身を守る。最初の1年が勝負
 
      体験談を語り、聞く、本音で話せる仲間づくり、居場所づくり、飲まない人間関係の構築、
 

○ 治療の目標  ― 一生涯お酒を断つ ―
 
   アルコールに頼ることなく健康的な方法で、実生活に対処し、自己実現を果たす事が
 
   出来るようになることが最終的な目標
 


【酒害に苦しむ家族の方へ】


 
  <安心して話せる 『家族会』があります>
 
   ・アルコール依存症の本人が断酒会に入会していなくても、家族だけで参加することができる
 
    家族だけの例会です

 
   ・家族会には同じ悩みで苦しんできた多くの仲間がいます。悩みや苦しみは分かち合いましょう。
 
    もう、あなたはひとりではありません
 
      『アルコール依存症者の世界』【PDF】
 
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  <仲間との分かち合いが自己治癒力を活性化させます>



<仲間(断友・家族)>

<分かち合い>

<体験談>
<アルコール依存症は飲酒と孤独の悪循環の中で進行します、心の病は心理的孤独という点で共通、その回復
  は先ず心の触れ合うたった一人の人との出会いから始まります。(今道裕之「孤独」より)>

 
<人は信頼に心を打たれて心を開き、応えようと一生懸命努力するようになる。(同『信じるということ』より)>
 


        ようやくに、入院させて主なき
 
           静かな家に手足伸ばせり
 

        長き年月苦しまさるるこの酒を
 
           病と一言主治医は告げり
 

        この酒が「病」と教わり理解するも
 
           受けし痛みは今も忘れじ
 

         
       <アーモンド>


 

  4.市民公開セミナー『あなたはお酒で悩んでいませんか』

 ・多量飲酒者(1日3合以上)は全国で980万人、アルコール依存症者は109万人(2013)と推定されます。
 
 ・アルコール依存症者の、受診患者数は4.9万人(2014)で5%程度にしか過ぎません。
 
 ・自助グループへの所属は約1万3千人(うち断酒会員8千人)で依存症者の1.2%、受診患者数の約3割です。
 
 ・依存症の本質を知らず、酒が止まらない理由を意志が弱いためと考え必要以上に悩まれている人がいます。
 
 ・依存症を正しく理解し、断酒会のなかで酒をやめ続けて、家族とともに幸せな人生を送ることができます。
 
 ・依存症者の大半は「明日やめればいい」と思っています。
 
 ・断酒会員の6割は入会前に自殺を考えたことがあると言います。
 


    ○市民公開セミナー【あなたは、お酒で悩んでいませんか】(当会主催)の講演資料より
 
       滋賀県立精神医療センター 診療局長 柴ア守和、顧問
 
            [H27.3.21]
 
       滋賀県立精神医療センター 医師 濱川 浩
            [H27.1.31]、 [H28.3.19]、 [H29.2.26]、 [H30.3.17]
 
       安東医院副医院長 安東 毅
 
            [H27.2.28]、 [H28.2.27]、 [H29.3.18]、 [H30.2.24]
 

    ○アルコール健康障害対策基本法(H25.12制定)について
 
       全国断酒連盟 副理事長 大槻 元 
 
            「基本計画策定から都道府県推進計画に向けて」(H28.4近畿ブロック大会講演)
 

    ○特定検診・保健指導に関する人材育成研修会資料
 
       国立病院機構肥前精神医療センター 武藤岳夫
 
            「アルコール健康障害の理解と対応〜生活習慣病との関連を中心に〜」(2017.11.15)
 

印刷用【PDF】

              <参考> アルコール飲料に含まれる純アルコール量の求め方
 
                 =アルコール飲料の量(ml)×アルコール濃度×アルコール比重(0.8g/ml)
 
                  例えばビール中ビン1本
 
                      500(ml量)  ×  0.05(%濃度) ×  0.8(比重)= 20g(グラム)
 
                     中ビン1本=日本酒1合=純アルコール20グラム

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  5.アルコール治療の問題点「否認」とは?

【アルコール講座】
 
 ・三失の病気(仕事を失い、家族を失い、命を失う)と言われ、発症者の平均死亡年齢52〜53歳です。
 
 ・家庭問題として夫婦の不和、別居・離婚、暴力、児童虐待、家族の心身症、経済的問題等が、
 
  職業上の問題として頻回の欠勤、休職、失業、頻回の転職、能率低下、事故等が起こりがちです。
 
  また、社会的な問題として飲酒時の暴力、警察保護、飲酒運転などの可能性が高まります。。
 
 ・アルコール依存症は誰でもがなる病気で、特定の人格や性格はないと言われていますが、医療現場で出会う
 
  人たちは、感受性の鋭い、優しい、几帳面な、まじめな性格の方が多いと思います。また、うつ病、発達障害、
 
  境界性パーソナリティー障害、強迫障害等の精神疾患のため社会生活に困難を抱えている人もいます。
 
 ・「本人が困るよりも先に周囲が困る」病気で、問題が深刻であればある程(家族が問題の事後処理を
 
  するため、本人が問題の存在に気付かない)、本人が問題を否認するため「否認の病」
とも言われます。
 
 ・多くの場合、当人は依存症専門病院への受診に難色を示し、ムキになって屁理屈をこねくり回し、
 
  「飲酒は自分がコントロールしている」「自分の飲酒には正当性と必要性がある」と主張します。
 
 ・アルコール問題を抱える家庭は常に緊張と暴力に満ちていて、家族全員が精神的健康を失いやすい
 
  状況にあり、この時の心の傷が子供へのアルコール依存症の世代間連鎖となる場合があります。
 
   

  ― 否認(=自分の飲酒に問題のあることを認めない)のしくみ ―
      印刷用【PDF】

      「アルコールはアル症者にとって生きる上での松葉杖のようなもので、
 
       断酒するには代わり松葉杖が必要。それが人とのつながりです」
 
                      (国立精神・神経医療センター 松本俊彦先生)
              
否認の病・『私は問題ない』

『この世で地獄を見たければ、アル症者のいる家庭を訪れたらよい』

 

  6.なぜお酒をやめることになったのですか?

 ・飲酒のコントロールができなくなり、不適切な時、場所、場合で飲酒をするようになりました。
 
 ・問題を起こして家族や友人、会社に迷惑をかけました。
 
 ・ある事があって「酒をやめたい、生き直したい。」と心の底から思わされて断酒を決意しました。
 
   「孤独感・自己嫌悪・ウソ・弱者への攻撃・病的嫉妬等、この病気が進行するにつれて、特有のものの考え方
 
    や病的精神状態が現れてくる」【アルコール依存症者の心理(精神科医)】
 



  ― ある依存症者の断酒の決心 ― 止めるきっかけは百人百様、だけど止め方は一つ
      印刷用【PDF】

              
【アルコール家庭の問題点】
 
『あなたの側で泣く人がいる、認めようとしない人がいる』


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  7.本当に酒がやめられるのでしょうか?

 【一日断酒(断酒に卒業なし)】
 
 ・「アルコール依存症」と診断された人の大半が「このヤブ医者!」と反発・否認「否認の病」します。
 
  しかし依存症者自身が依存症であることを認めない限り断酒継続はできません。(認める=飲酒をやめること)
 
  酒を止めたくないから依存症を認めないのです。
 
 ・「もう酒をやめたい、生き直したい!」このドン底体験が断酒の原点で、その体験を底つき体験といいます。
 
  しかし、手痛い失敗を待つよりは、何度か再飲酒は繰り返すとしても、断酒会の仲間の暖かい支援の中で、
 
  自身の問題の深刻さを実感する事の出来る人こそ真の『賢明な人』ではないでしょうか。
 
 ・実践[例会出席] を第一とし、自省・話す・認める[体験談]を繰返す、先ずは今日一日の辛抱[一日断酒]
 
  これを継続すれば必ず断酒できます。失敗するようなら実践(例会出席)の頻度を増すせば良いのです。

 
             【体験を語ることの意味】【 活きた断酒と死んだ断酒 】(精神科医)
 
 ・「断酒に特別な才能は要りません。コツコツ、々々断酒会に出席するだけで止まります」(断酒者の奥様)
 
  ご主人=長年断酒者に対する『ねぎらい』と『感謝・尊敬』の念を感じます。「俺にも出来る!」
 
 ・勇気を出して断酒会をのぞいてください。【新しき旅立ち】
          
     『新しき旅立ち』    
 
『アルコール依存症者の回復とは』

 
<断酒会に通い続けていれば、酒は止め続けられます、そして回復できます。>
 

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   ・滋賀県断酒同友会    会長 西浦 正         0748−74−1281


      (公益社団法人       全日本断酒連盟          03−3863−1600)

   断酒会「松村語録」より

   一人でやめることはできない。無駄な抵抗はやめよう。

     自覚なき酒飲みの多い中で、入会された勇気に敬意を表します。

                        *松村春繁 全日本断酒連盟初代会長(S38.11設立) 
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